羽毛布団で注意したい・知っておきたい情報

ここでは羽毛布団の選び方や業者選択などで知っておいてほしい情報を書いています。せっかくの高価な羽毛布団を買ってから、リフォームしてから後悔しないように、是非ご覧いただき今後の参考にしてみてくださいね。


〔あるホームページを見ると羽毛布団洗う前と洗ったあとでは2倍も3倍にも膨らんでいる〕
umo-mizuarai.jpg羽毛布団も長期間(10年以上等)洗わないと汗汚れや皮脂の汚れなどでダウンも傷んだり汚れの付着により膨らみが少なくなります。水洗いして乾燥させる事により多少膨らみも回復はしますが2倍も3倍もなることはあり得ません。

特に20年以上前の羽毛布団でダウン比率の少ないものダウン70%フェザー30%等のものはわずかながらにしか膨らみは回復しません。あまりに大げさなホームページの画像には驚くばかりです…



【軽量加工などと聞こえはよいがポリエステルの側生地】
umo-hinshituhyouji.jpg羽毛布団の側生地ですが汗を吸湿する綿100%・超長綿100%が良いです。しかし最近はポリエステルが30%・80%混ざった側生地が多くなっています。(他店さんのサイトを見ても安い羽毛布団やリフォームに使用している生地はほとんどポリエステルが入っています)

このポリエステル混の生地はたしかに軽い生地で風合い良くみえるのですが、湿気を吸わないので非常にムレやすく又帯電性もあり室内のホコリを寄せ付けやすい面もあります。ほとんどが中国でプリントから縫製をした側生地なのです。当店で使用している側生地は新品・リフォーム問わず、すべて綿100%でプリントや縫製・羽毛洗浄から投入も日本で行っています。



〔25年以上前の羽毛布団が今は希少価値があると業者に言われ、リフォームする事に〕
こんなことはないと思った方が良いでしょう。
長年使った羽毛は膨らむ力を失いダウンの毛先が徐々に砕けていきます。また当時のものは羽の芯がついたフェザー比率の高いものがほとんどです。生地も厚手でゴワゴワ感のあるものが多く又保温性に関係のあるキルティングなど(作り・構造)も現在の製法には劣ります。

品質にも色々ありますが、基本的に新しいダウンよりも25年以上前のダウンの方が状態が良い・価値があるという事はほぼありません。「希少価値がありますよ」と言うのはお客様をよい気分にさせてより高く売りたい業者の戦略なのです。

〔羽毛は一生もので50年も100年も使える〕
umo-issyomono.jpgテレビなど家電製品をみると30年前のものと現在のものではまったく違う機能性となっています。羽毛布団は家電ほどではありませんがやはり年々劣化もしますし、30年前のものと現在のものではダウンの品質も全然違います。

一生使えるなどの言葉は私は言いません。20年30年前の羽毛布団であれば仮に亡くなったおばあちゃんの思い入れがある等の場合には少しだけ新しい羽毛に混ぜるなどはできますが、それ以外の場合は買い替えをおすすめします。中には20年以上前のものでも本当に上質のダウンが入っていて使用状態も良い物はリフォームできる場合もありますが…



【ネット通販で新しい羽毛布団42万円が→なんと49,000円】
umo-daitokka.jpg先日羽毛布団について他店サイトを見たらメーカー参考上代420,000円がなんと49,000円の88%OFFで販売していました。商品詳細をみるとダウンはダックダウンを使用。側生地はポリエステル85%。ありえません。
参考上代はメーカーが独自に決めるので自由ですがお客様にいかにも激安感をあおったホームページだなと思いました。お店も購入者も残念です…



〔ダウン90%なので良い羽毛布団だ!〕
よく安価な服などで中国製などがありますが、羽毛布団の品質表示でメイドイン中国はほとんど見かけません。たいていはハンガリーやポーランド、カナダ産などのイメージがあるのではないでしょうか。

しかし統計では現在日本に輸入される羽毛の約70%以上は中国と台湾から輸入されています。質の高いと言われる北欧や東欧の羽毛はたったの30%以下しか日本に輸入されていないのです。

実際ダウンボールの小さいものを寄せ集めた羽毛布団でもフェザーとの割合が9対1であれば表示はダウン90%となります。
ですのでダウン比率はひとつの目安と考え、それだけで良い羽毛布団と決め付けるのはよくありません。
布団屋の私が言うのも何ですが、先の輸入統計などからも現在売られている羽毛布団が本当に正しい表示がされているのかと疑問に感じる羽毛布団も少なくありません。